今日から始めるハースストーン・ラダーのすすめ(ランク50→25を無課金到達)
こんにちは、macomoです。
ハースストーン・バトルグラウンド盛り上がってますね!
バトルグラウンドから興味をもってハースストーンをはじめてやってみた、という方もこれからは増えていくと思います。バトルグラウンド用に作った新規アカウントの方、カード資産がゼロの方がカードゲームモードのハースストーンにも興味をもったときに参考になる記事を書きます。
オートチェス系は好きだけど、カード資産がないからいまから始めてカードゲームのほうを楽しめるだろうか?とお悩みの方や、いちばん最初にどういうデッキを組んだらいいのか分からないというハースストーン完全初心者のために、無課金でハースストーンを気軽に楽しむ方法を書いていきます。
そのために、実際に新規アカウントを作って初心者卒業の目安であるランク25に到達してきましたので、その経験を初心者に役立つ気付きなどを書いていきます。
ハースストーンいまから始めてみたい!という方は、よろしければお読みください。
ハースストーンはランク50から始まる
基本のおさらいです。
ハースストーンのランキング戦はランク50からスタートします。
ランク50~26までは新規プレイヤー専用の入門ラダーで、勝負に慣れるための場として用意されています。カード資産がない、はじめたばかりのプレイヤーはここで練習をつみます。ランク25以上からが本番です。
入門ラダーにはこのような特徴があります。
- 1勝で星をひとつ獲得し、3つ集めると1ランクアップ。
- ランク50から26まで75個+1個の勝ち星を集めれば25へ昇格。
- 負けても星は減らない。
- 3連勝すると、勝ち星ボーナスで2個星がもらえる。
- 4連勝以降も2個ずつ星がもらえる。
- ランク5きざみで無料パックを3個ずつ、計15個もらえる。
- ランク25に到達するとお祝いでカードパック10個無料プレゼント!
負けても星が減らないので、勝てなくてもコツコツ続けていればいつかは必ずランク25に到達できます。けれど、なるべく早く初心者を卒業したいと思うのでしたら、勝つための工夫をこらす必要があります。
完全無課金で最初に組むデッキは?
チュートリアルのガイドにしたがってプレイすると、自然とメイジというクラスがいちばん強くなっているはずです。なので、カード資産がまったくない場合はまずメイジのデッキを使ってランク戦に挑戦することになるかと思います。
無料で手に入る「基本カード」だけで最初はデッキを組むのですが、無料で手に入るカードパックからたまたま出たカードをいれても強くなれます。
僕が今回、新規アカウントで作った最初のデッキは、
こういうレシピです。このデッキを使って、ランク50→45まで上がりました。
無料パックからあたった「ピット・クロコリスク」を1枚いれただけで、あとは基本カードのみで構成されています。このカードはレアリティが低い、いちばん安いカードなので始めたばかりの方でも簡単に手に入ります。
ほかにも、2019年11月現在は、過去の強いカードが復活してすべてのプレイヤーに無料で配られているというスペシャルイベントが開催中です。(ワイルド復帰カード)
ワイルド復帰カードは、ハースストーンの歴史的にみても強さが保証されている人気のカードがそろっています。今日からはじめたプレイヤーでも無料でいきなり強いカードが使えます。入門デッキのレベルなら、基本的に入れるだけ得という認識でOKです。
自分も資産ないけど、対戦相手だって強いカードもってない
初心者入門ラダーに挑むにあたって覚えておきたいのは、相手も自分と同様に始めたばかりのプレイヤーだということです。つまり、カード資産がないという条件は同じです。
もちろん、最初からしっかり課金してカードをたくさんそろえ、ランク戦上位帯でも通用するような強いデッキを使う人とあたることもあります。しかし、経験的に、頻度からいってそれは稀(まれ)でした。
ほとんどの対戦は、自分とおなじように少ないカード資産をなんとかやりくりして、手持ちのカードプールから1枚1枚吟味しながら交換して作り上げた、入門デッキ同士の戦いになります。
このことが示すのは、入門ラダー環境には入門ラダー環境ならではの勝ち筋がある、という話でもあります。ガチガチに構築された最上位ラダーでよく出てくる戦法と、資産が限られた入門ラダーだからこそ見られる、持たざる者のための勝利法というものもあるということです。
低資産環境だから輝くカードもある
実際にやってみた感想として、基本カードのなかの1枚「レイドリーダー」は、入門ラダー帯においてとびきり効果を発揮するカードでした。
もっと強くて高級で手に入りにくいカードが入り乱れる上位ラダーにおいてはまず見ることがないようなカードですが、お互いの資産がかぎられている状態ならこういう無料の基本カードにも活躍のチャンスがありました。
初心者同士、お互いに使うカードに大差がない以上、勝敗をわけるのはカードゲームのテクニックです。いくつかのコツを知っていれば、初心者同士の対戦で有利を保っていられることがわかりました。
そうした、プレイヤースキルの向上による勝率アップを考えたくなってきたら、メイジからクラスチェンジしてハンターを使ってみることがおすすめです。
初心者はハンターがおすすめ
メイジの低資産でなかなか勝てないぞ、と思い始めたら、つぎはハンターを使ってみてください。ハンターは基本カードに優秀なものが多く、序盤から攻めるアグレッシブな戦法を練習するのにもうってつけのクラスです。
サンプルはこちらです。↑
実際にランク35~28くらいはハンターで勝ち星を乱獲しました。
「砂漠の槍」という使い方にコツがいるけど、うまく扱えるととっても強いハンター専用カードが無課金で2枚手に入ったのはラッキーでした。
このカードを入門編で生かすときは、「召喚したイナゴですぐミニオンを殴りに行かなくてもいい」ということを覚えておいてください。
「急襲(場にでてすぐにミニオンを攻撃できる)」という特殊効果があるのでつい攻撃に参加させたくなりますが、初心者同士の戦いにおいては「場に残っている1/1イナゴを相手がわざわざ丁寧に除去してくれる」パターンがものすごく多いので、ポンと出してそのままターン終了ボタンを押しちゃったほうがいいことがあります。
カードの有利な組み合わせを知る
ハンターをおすすめする理由は、このカードがあるからです。
相手のミニオンの数とおなじだけ猟犬を出せる(しかも出してすぐ攻撃できる)この呪文は、基本カードであるにもかかわらずガチデッキにも頻繁に採用されている有名カードです。強い人もみんな使っている重要な呪文なのですが、たとえばさきほどのレイドリーダーと組み合わせるということを考えてみます。
レイドリーダーの効果があれば、出したばかりの猟犬がみんな攻撃力+1の状態になってすぐ攻撃に参加できます。相手の場にミニオンが3体いれば6点、4体なら8点、5体なら10点のダメージがいきなり飛んでくるわけです。
レイドリーダーとほぼ同様の効果をもつミニオンもいます。
「森林狼」は、獣種族にかぎって攻撃力を+1しますが、猟犬は「獣」なのでこの効果があてはまります。レイドリーダーと森林狼の効果は重複しますので、猟犬との相性はばっちりです。
この3つを同時に使うことで、相手の場にミニオンが3体いれば9点、4体なら12点、5体なら15点ものダメージがなにもないところから発生します。
ハースストーンはライフ30点を削ることを競うゲームなので、これだけで半分ごっそりのダメージになります。この戦法を使うより前に、相手のライフを15以下にしておけばよいのです。
付け加えて言えば、この3枚が自分の手札にそろっていて、この合わせ技が狙えそうなだなと思った場合(かつ、決まれば体力を0にできそうだぞと思っている場合はなおさら)、あえて相手のミニオンを倒さないで生かしておくことも勝利を得るための大事なコツです。相手のミニオン1体につき猟犬が1匹でてくるという効果なので、それを最大化する狙いです。
反対の立場にたったときにどうするかも考えて、覚える
また、経験が浅い初心者同士の環境では、こちらがハンターを使っていても「猟犬を放て」を撃ってこられることを想定してないプレイヤーが多いため、必要以上に自分のミニオンをたくさん並べてしまう、ということがあります。
たとえば、パラディンやシャーマンなど、ヒーローパワーの効果で1ターンに1体小型ミニオンを呼べる能力があります。2マナあまっていて他にすることがなければついそれを使って、きっちり無駄なくターンを終えたくなるものです。
ところが、それがハンターのおもうつぼ。先述の例どおり、ミニオンがふえれば、猟犬を放てで一度に出せる猟犬の数も増えてしまいます。無駄なくきれいに使い切ったつもりが、実は利敵行為になっている、という話です。そして初心者同士の対戦なので、そのことになかなか気が付きません。
ハンターを使う場合は、そうした相手の隙をつく戦いかたが有効です。よかれとおもってやっている相手のなにげないプレイをとがめ、あえて倒さずにいる。そして3点、6点、9点のダメージをこっそり増やして、思いがけないタイミングでぶつける、という勝ち方を覚えましょう。
この経験を通じて、逆に相手がハンターを使ってきたとき、不用意にこちらのミニオンを並べすぎないように気を付けられるようになれば、ランク25以上の本番にはいっても上手に立ち回れるはずです。
経験者には「闇との訣別」デッキもおすすめ
僕と同じように、サブアカウントでランク50から超低資産でニューゲームやってみたいと考えた経験者の方には、いまならワイルド復帰カードの活用をおすすめします。
自分のデッキの中身をランダムな別クラスのカードに入れ替えるかわりに、コストをすべて1安いカードにしてくれるという不思議なカードです。おまけにヒーローパワーのそのクラスのものになります。
このカードがいま無料で配布されているので、これ2枚採用してあとはできるだけウォーロックのクラスカードをつめこめば、まったく資産がない状態でも「1コスト下がっているランダムデッキ」を使って戦うことができます。
ハースストーン2周目プレイヤーの経験者なら、多くのカードの効果を理解しているはずなので、ランダムデッキになっても臨機応変な戦い方ができるでしょう。くわえてコストが下がっているアドバンテージを生かして、初心者入門デッキでは太刀打ちできない立ち回りで圧倒できるはずです。
ランク25到達(入門ラダー卒業)を実現したデッキサンプルです。
ウォーロックのクラスカードをありったけ詰め込んで、ワイルド復帰の強カードと、先行配布カードのサスロヴァールも盛り込み、闇との訣別を引くチャンスを増やすためにドローソースも積んで、というコンセプトです。
小ネタとしては、「悪魔感知」から「サスロヴァール」確定サーチができるのでドローのすすみが早いです。
ということで、実際にランク25到達できました。
まとめ
実際にやってみると、ガチデッキ同士での戦いでは得られない発見などがいろいろあって新鮮な経験でした。初心をおもいだせるのはもちろん、ハースストーンってこんなにもプレイングによって有利不利の差が出るゲームなんだなっていうことを改めて認識することにつながったと思います。
よく運ゲーだ、ランダム要素が大暴れだ、なんて言われ方をすることもありますが、一度レジェンド到達したくらいのプレイヤーがランク50までさがって無資産の条件にもどっても、勝率にははっきりと差がでることがわかりました。
やみくもにやってもうまくはなれませんが、うまくなろうとおもって遊べば確実に上達い、上達すればするほど奥の深さがわかるゲームです。
バトルグラウンドからふれてみた新規プレイヤーの方は、ぜひぜひ本編スタンダードモードも遊んでみてください!
それでは、また。