ハースストーンと愛妻、あと好きなもの

3児の父・社会人ハースストーンファンの趣味と備忘録

ハースストーン上達2019年を振りかえり

スポンサーリンク

こんにちは、macomoです。

早いもので2019年も終わりです。大晦日ということで、僕も今年一年を振りかえってみたいと思います。一言でいうと、2019年はハースストーン上達の一年でした。

 万年ランク20だった僕が、この1年でレジェンド2回到達し、毎月ランク5帯をキープできるようになれました。

 

というわけで、たとえばどんな気づきが上達につながったのか? そのポイントを自分なりにまとめてみます。

 

分かったこと1:有利トレード。小で大を制す。

大きな変化のきっかけは、3月のこと。ここでハースストーンの社会人チームと出会いました。強い仲間に出会ってカードゲームのイロハを学びなおすことができ、いろいろ基本を学びました。特にハッと目が覚めたのは「有利トレード」の概念です。

 

こちらの弱いミニオンで、相手の強いミニオンを相打ちにすること。このチャンスを見逃さず、丁寧にプレイしていくことで盤面の有利差をつけていけば自然と勝ちがみえてくる、ということ分かりました。

 

たとえば敵の5/2のミニオンを、 こちらの2/1のミニオンでやっつけられるチャンスがあればそれを実行する。これが基本の基本です。

 

反対に、たとえば「このままターンを相手にまわすと敵の1/1ミニオンがこちらの強力な6/1ミニオンをやっつけることが可能な状況」にある場合。こちらは、それを妨(さまた)げることができるのであればなるべくそれを実現したいところ。1/1ミニオンは絶対的には弱い小粒ミニオンですが、こうした状況においては価値が相対的に上昇するため、優先的に倒すべき危険度が増します。これもトレードの基本で、状況によって危険性を増した小粒ミニオンを、呪文やヒーローパワーを使って確実に倒すことで、こちらの6/1をやすやすとは倒せないようにしてやることができます。

 

分かったこと2:勝利プラン。どうカードを使う順番への理解。

自分が使っているデッキがどういう勝利を目指しているかを理解することが、実はとてつもなく大切であるということも、この一年での大切な発見でした。

 

「デッキが勝ち筋をいくつもっているか?」と「相手がどういう勝ち方を目指してくるか?」の両方を把握しておくことで、序盤、中盤、終盤のゲームをどうすすめていくか、考える材料になることが分かりました。 

 

勝利プランへの理解が浅い、またはまったくないと、「引いたカードをコストごとに順番に使っていく」くらいの行き当たりばったりなゲームになってしまいやすいです。どのカードを、どれくらいのタイミングで、どういう順番で、どういう効果を期待して、どう使っていきたいか? 正解かどうかはともあれ、その考えがあるかないかは全然違います。

 

一方、相手のデッキの勝ち方を知るのもとても大切です。すべて知りつくすのはむずかしいことですが、せめて自分のデッキがどういう勝利を目指すものかはできるだけ熟知しておきたいものです。

 

分かったこと3:2ターン合計のリーサル。詰め将棋の感覚。

現在と、次のターンの合計ダメージで相手を倒しきれるかどうか?という視点は、特に終盤の勝つか負けるかに直結する考え方だと分かりました。

 

たとえば、現在ターンの手札と盤面、マナコストからできることを総合して、相手にどれくらいのダメージを与えられるかを考え、さらに「では次ターンに必ずできるであろうことも計算にいれるとどうなるか?」まで考えを伸ばして、勝利できるチャンスが見つかるという経験が何回もありました。

 

それまで、そういう視点がなかったころは、たまに「ぴったりギリギリ1点届いて上手に勝てたー!感動ー!」みたいな、なぜか偶然ラッキーで勝ちがひろえちゃったということがたまにあったのですが、2ターン合計のリーサルという視点をもってからはそれが決して偶然ではなく、先読みと計算ーーというか、簡単な足し算によってわりと頻繁に実現する現象なのだということが分かりました。え、あー、これ偶然じゃなかったんか! みたいな。こういう勝ち方をするのが基本で、これは狙えばちゃんとできることなんだ、と。

 

この視点を得るために有用だったのは、マーロックシャーマンを練習していた時期のことでした。その後、フェイスハンターを握ってさらにその考えかたに磨きがかかりました。アグロ系デッキを使い込むことで「現在と次の合計でぴったり勝つ」という、いままでたまたまのラッキーだと思っていたことが、じつは再現性があるあたりまえの現象なのだと分かったのは大収穫でした。

 

分かったこと4:マリガンの重要さ。運でも偶然でもない。

一年前の僕はマリガンを軽視していました。というか、よく分かっていなかったといったほうが正確です。ぶっちゃけマリガンは運。運ゲーの象徴的な要素だと思い込んでいました。

 

ところが、ラダーを上にのぼっていこうと頑張った結果、マリガンからゲームは始まっているということを痛感しました。上手い人はもうマリガンから上手かった。不都合なカードを返し、ほしいカードを引き当てる確率をしっかりあげて、勝利プランに近いマリガンを華麗にやってのけます。すごい。こういうところで上手い下手がくっきりでるし、なんならここからもう勝負はきまっている、というくらい重要なテクニックなのだと分かりました。

 

たしかに運の要素もたくさんありますが、だからこそ都合のよい手札への確率をあげるための思考があり、決断があり、勇気がともなう、ゲームのうまさをそのままあらわすものがマリガンなんだと。これが分かったのは、今年の発見のなかでもとくに大切だと思っています。

 

分かったこと5:夫婦で楽しんでうまくなれる

あと、今年は女性プレイヤーが国際大会でチャンピオンに輝くなど、ハースストーンが性別に関係なく楽しめるゲームであるとはっきり証明されました。これは僕にとっても嬉しいことでした。

 

どういうことかというと、我が家では夫婦でハースストーンを楽しんでいるからです。嫁さん(さゆ)は、去年からすこしずつハースストーンにふれはじめ、彼女をきっかけにしてハースストーンのチームにも出会えた、僕と僕のハースストーンライフに欠かせないキーパーソンです。

 

同じハースストーンプレイヤーとして、たまに親善試合をしたり、ラダー観戦をしあったりして楽しんでいます。僕のほうがだいぶガチ度が高く、5年前からやっている分だけハースストーンの実力的にはまだ差がついている状態ではあります。

 

ところが、そんな実力差がある妻とのプレイのなかでこそ見えてくるものもいろいろあります。初心者がついやってしまいたくなるミスや、つけこまれやすい弱点、なにを理解していれば有利にたちまわれるのか、強い人がどういうことをしてきがちなのか、それにどう対策をとるべきか、リラックスした親善試合のなかで理解が深まっていきました。

 

まとめ:ハースストーン面白かった!

というわけで!

まあ結論はこうです。断然こうです。ハースストーンめっちゃ面白かった!

2019年は自分でも別ゲームやってるみたいに上手くなれたって思いますし、めきめき上達したから特別面白かったって思えるのかもしれません。

一方で、上手くなったからこそ見えてくる自分のいたらなさ、弱点、たりないところ、おぎなえること、課題、いっぱいいっぱいあります。伸びしろですよ、伸びしろ。2020年ももっと上手になれるように面白がって楽しんでいきたいです!

 

それでは、良いお年をー!