【ハースストーン】初心者だった妻が僕に勝てるようになってきた話
こんにちは、macomoです。
我が家では妻とふたり共通の趣味としてカードゲームの「ハースストーン」をしているのですが、近頃、妻がめきめき上達してきているのでそのことを書きます。
妻はハースストーンが初めてのカードゲームです。正真正銘の初心者で、ゲームの進め方もよく分かっていなかった妻。が、最近ではまぐれではなくテクニックによって勝利をつかめるくらいに強くなってきました。
そこで今回は、妻が上達してきた経緯として、夫婦でどういう練習をして、どうなっていったかをふりかえってみます。
結論からいうと、ランク25だった妻がここ数ヶ月で目に見えて上手くなっていて、ついにはランク10の壁を突破。すごい上達です。間違いなくハースストーンというゲームを理解しはじめているので、そのことを書きます。
ハースストーンがまったくちんぷんかんぷんという方や、ラダーが漠然と怖いと感じている方が、どういうところから練習をすればいいかのヒントになれば幸いです。
それでは、よろしくお願いいたします。
妻がゲーム上手くなってきた!
まずは夫婦のスペックから。
僕
ハースストーン歴6年くらい。
ランク5帯常連。
たまにレジェ行くこともある。
クラスはウォーロックが好き。
若い頃にmtgをちょっとやっていた。
妻
ハースストーン歴1年ちょい。
ランク25帯カジュアル勢。
ほぼハンター専門。まれにウォーロックも。
カードゲームはHSが最初。
このように僕たちには実力差がありました。
100回戦ったら90回は僕が勝ってしまう、それくらいはっきりした差です。
将棋でたとえるなら、妻は駒の動かし方は知ってるけど、詰める手順がまだ分からない、みたいな。ゲームの勝利条件に直結する部分が身についてなかったため、経験者と戦うと終盤でどうしても勝ちきれず終わってしまう、そういうレベルでした。
カードゲームの経験値の差、あるいは注ぎ込んでいるプレイ時間の差で、ひらきがあって当然というのが僕たちの関係でした。
ところが、最近ではその差が少しずつ縮まってきているのを感じます。
それは、二人で練習試合をする時間をたくさん取るようになってきたからです。
どんな練習をしたか?
僕と妻がしている練習は、デッキレシピを固定して戦い続ける、というものです。
先々月は「ZOO完全ミラーマッチ」。
先月は「フェイスハンターミラーマッチ」。
今月は「僕ガラクウォリVS妻フェイスハンター」です。
大切なのは、ひたすら同じデッキで戦うことでした。これが、初心者である妻にとってかなり分かりやすく効果的な練習方法だったようです。
デッキレシピ固定の安心感
実は妻にはラダー(ランクマッチ)に苦手意識があって、
・どんな相手が来るか分からない
・どんなカードを使ってくるか分からない
・どんな戦法でくるか把握しつくせる気がしない
・マッチする敵はいつも自分より強い人な気がする
などなどが、ラダーを怖いと思う理由だそうです。
ところが、僕とデッキを固定してゲームするかぎりにおいては
・相手は必ず同じ人
・相手のデッキ30枚見飽きるくらい覚える
・相手と自分両方の戦法を理解できる
・相手は夫さん。え、私より強いと思ったことないよ?(オイ!
分からないから怖かったこと。ぜんぶ分かるようになるので怖くない。安心して練習にのぞめるのが良い点だったのかもですね。
その結果、
・リーサル計算を する気持ちの余裕がもてるようになった
・秘策チェックができるようになった
・トレードの判断に自分なりの理由が言えるようになってきた
と、めざましい上達をみせています。ラダーだと、見たことないカードがどんどん出てきて、そのたびに効果を読んで、どういうことか考えて――とやっているうちにロープが切れそうになって、怖くて、焦って、ドキドキして……。気持ちに余裕がないので自分の手札と盤面がリーサルに達していることを見逃してしまう! もったいなーい! なんてことがしょっちゅうでした。
でも、決まったデッキでやっているから、必ず知っているカードしか出てきません。いちいち効果を読まないでも理解でき、その気持ちの余裕の分だけ思考を盤面の計算にまわせるようになってきた、というところでしょうか。
一度リーサル計算の習慣がつくと、ラダーに挑んだときもしっかりと「いま勝っているかどうか?」のチェックをするようになりました。
秘策チェックも同様です。ミニオンで攻撃するのか、武器で攻撃するのか、どちらでどうすると相手の秘策はどう反応するか、想像できるようになっていったのも明確な上達のあとです。
強くなると、もっと強くなれる
面白いことに、妻はガチ初心者から一歩踏み出してから、上達のスピードをさらに増していきました。何度も繰り返しやっていくなかで、たとえば、
・どのカードが危険か分かる
・どのカードをどう処理したら良いか分かる
・どんなカードがどのタイミングで飛んでくるか分かる
・相手がリーサルを狙っていそうか分かる
・相手に対してどういうことをしたらダメかも分かる
と、特定のデッキに対する理解がどんどん進んでいきます。
具体的には、フェイスハンターを握っているときの対ガラクロンドウォリアー戦におけるプレイングのコツを、妻は自分で思いついてぐんぐん身につけています。
「夫さんのデッキには挑発2枚しか入ってないから、それを狙い撃つ」
「挑発を置かれる前と後でできることが変わる」
「エターニウムローバーは見たら即・処理」
「苦痛の侍祭は武器できっちり倒したい」
「あの3択ならキルコマだったでしょ」
「コイン・フェーズストーカー・ヒロパ」
「秘策2枚きてるから追跡からフェーズストーカーとるのは無駄だった」
「三匹キルのカウントアップより優先すべきトレードがあることもあるんだよ」
「お前を狩る!」
などなど、初心者とは思えない感想がバンバン飛び出してきて、もうめちゃくちゃ面白いのなんの! ゲームに対する理解がすすんだせいで、話題の専門性が高まり、なにげないハースストーン談義がどんどんテクニカルになってきています。
なにをしたらダメか?を理解する
さらに、妻の上達を感じさせるのは、「なにをしたらダメなのか?」というプレイミスやリーサル誘発事故に対するセンスが向上していることです。妻と感想戦をするなかで、僕自身も気がつかなかったような僕のプレイミスに思い至ることもあります。
たとえばフェイスハンターミラーでミニオンを横並べする危険性。わざと一方不利トレードで自分のミニオンの数を減らしておくことで逆リーサルの危険域から逃げだすテクニック。
あるいは相手の爆発罠を利用して出したばかりのレプラノームを場に残さない工夫。はたまたヘビ罠をわざと踏むことで泡を吹く狂戦士の火力を瞬間的に高める逆転の術。
そういうことが、デッキ固定練習と感想戦を通して理解を深められるので僕にとっても良い練習環境になっていると感じます。
まとめ
はーい、ここから本音ー。妻はページを閉じてくださーい。
Q.ところで、強くなった妻にガチで負けてどう思いますか?
A.正直、ものすごく悔しいです。
以前は100回中の10回、偶然で負けることもあったと思いますが、いまは違います。100戦を勝ち越しで終えられる自信はありますが、敗けるとしたらそれは偶然ではなく、妻の実力そのものです。
あるいは僕の稚拙なリーサル誘発による自爆死もあることでしょう。伸びしろとも言えますが、そういう状況を作れた妻が一枚上手だったわけですし、それを見抜けない僕が全面的に悪い。
だから、
ぶっちゃけ、
死 ぬ ほ ど 悔 し い !!
いや、うそ。うれしいよ、めっちゃうれしい。負けてうれしい、妻が強くなるのが楽しい、それはそれでほんとなので。お見事!って感じで負けることがあると清々しい気持ちになります。
でも、それと同じかそれ以上に負けるとめっっっちゃ悔しい!
妻の上達を喜ばしく思うとか、いや、綺麗事だから!負けは負け。くやしいよ!
っつうかね、なにが一番悔しいって、妻が勝つとたまに、
妻「手加減してくれてありがとー^^」
って言ってくるやつね!!!!! むっきぃいいいいい! 手加減されてる?っておもうほど弱かったってこと???ま?
僕「いやガチだから。。。。手加減できるほど上手くないですから」
妻「またまたー。レジェ行った人にはまだまだ勝てないっすよー^^」
や め て !!!!
かえってプライド傷つくやつだから!!!!
あんまり悔しくて、このまえうっかり
僕「いや、ほら破滅の御子が下方修正されたからさー」
とか負け惜しみがつい口からでちゃった時は本気で自分をぶん殴りたかったね! ザ・敗者の弁! この口とまって、しゃべるなしゃべるな、やめれー自分ー!!
寝る前に痛恨の3連敗したあと翌朝にリベンジして、固定デッキの約束を反故にして急にコンボプリーストに無断で変え、妻の分からん殺しで卑怯に勝ったんだけど
妻「で、自尊心回復した?」
ってシリアスに言われてメンタルブレイク寸前、ガチ涙目のみじめさ、自己嫌悪オーバーキルだから……! かわいいから無罪ですけど配偶者じゃなかったらこれもう裁判ですよ!? 流れ的にはどう考えても僕が敗訴するんですけど!
あ、あ、もっと上手くなりてえよ。上手く、、、、なりてえ、、、!!
ぜってえぶったおしてやる、、、、!!!
以上、妻の上達(と僕の品性の弱体化)の話でした。
えーっと、夫婦なかよく! 楽しいハースストーンライフを!
それでは、また!